この基準は、スキー場におけるスキーヤー(註1)およびスキー場管理者(註2)が守るべき統一的なルールを定め、両者にその遵守を強く求めることによってスキー事故の発生を未然に防止し、スノースポーツ(註1)の健全な発展に寄与することを目的とする。
スノースポーツは、誰でも好きなところを自由に滑ることのできるスポーツであるが、必然的に危険を伴う。スキーヤーは自己の責任のもとで滑らなければならない。
公共の場であるスキー場を滑る場合、スキーヤーはこの基準に定めるルールを遵守して行動するとともに、他のスキーヤーを尊重しなければならない。
公共の場であるスキー場を滑る場合、スキーヤーはこの基準に定めるルールを遵守して行動するとともに、他のスキーヤーを尊重しなければならない。
この基準は、国際スキー連盟が定めた「スキーヤーとスノーボーダーの行動規範」(以下「FISルール」という)(註3)と一体をなすものとして解釈・運用される。
この基準は、事故が発生した際のスキーヤーおよびスキー場管理者の責任の有無と軽重を判断する基準となる。
スキー場管理者およびスキー場関係者は、この基準にもとづいてスキーヤーの安全確保に努めるとともに、この基準の普及と啓発に努め、安全なスキー場の環境づくりに貢献されたい。